本号では8月29日に、日本アルミニウム協会が発表した2024年7月の軽圧品の生産・出荷動向及び2024年1~6月のアルミ需給動向を中心にレポートしている。
別項に説明しているように板材は自動車パネルと飲料缶向けが昨年水準を上回り、押出も建設分野での需要回復がようやく 感じられるようになってきた。
やや動きの鈍い半導体製造装置用厚板についても、10月以降には具体的大型設備が実施の段階へ移ると期待される。
一方、「脱炭素化」の最大の課題とされる自動車のEV化については、足許、バッテリーもふくめ動きが鈍化している。今後のアルミ需要を大きく左右する分野だけにその動きを注視したい。
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