編集者より  Vol.402


本号では、2024年3月及び第1四半期(1-3月)の箔を含む軽圧品の出荷動向をレポートしている。グラフに示す通り箔を含む傾圧品の第一四半期(1-3月)の出荷は2021、2022年と回復を示したものの、2023、2024年は連続して前年を下回った。パンデミック後の需要の回復は難航しており、今後の見通しも楽観できない。アルミ地金価格の上昇も地金の安定調達に影響を与える問題につながるもので、ウクライナ、イスラエル等の地政学的リスクの拡大、長期化も今後の世界経済に大きな影響を与えるものと懸念される。